Scene Report: Aerophone Brisa First Impressions

5人の多才な管楽器奏者が、Aerophone Brisa を初めて手にした、その第一印象を語ります。

Aerophone Brisa は、フルート奏者のみならず、複数の管楽器を演奏するプレイヤーに、これまでにない音の表現力の幅を提供する先進的な電子管楽器です。伝統的なフルートのデザインと、100種類もの豊かな内蔵音色を融合させた Brisa は、ステージ上で圧倒的な存在感を放ちます。
では実際に、管楽器奏者はAerophone Brisaを初めて体験した時、どのような印象を持つのでしょうか?
5人の多才なプレイヤーが、その第一印象を語ります。

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Lorren Chiodo

Lorren Chiodoは、オーストラリア出身のダイナミックなサクソフォニスト、ボーカリスト、作曲家、そして音楽監督であり、活気あるステージ・パフォーマンスとジャンルを超えた芸術性で高く評価されています。その独特な音色とメロディアスな即興演奏は、彼女をHarry StylesやUMIといった数多くの著名なアーティストとの共演・録音へと導いてきました。彼女はコーチェラ・フェスティバル(※)に出演したほか、映画やテレビ番組の録音にも携わっています。

※アメリカ・カリフォルニア州で毎年春に開催される世界最大級の音楽フェスティバル。ロック、ポップ、ヒップホップ、EDMなど幅広いジャンルのトップアーティストが出演し、ファッションやカルチャーの発信地としても注目されるイベント。SNSで話題になることも多く、音楽業界におけるトレンドの象徴とされている。

あなたのこれまでの音楽活動について教えていただけますか?

私はオーストラリア出身です。木管楽器奏者で、主にサックスとフルートを演奏しています。現在はロサンゼルスで音楽監督、作曲家、プロデューサーとして活動しています。ボストンのバークリー音楽大学に通っていました。映画やテレビの音楽編集も手がけてきました。Harry Stylesのツアーに参加したことがあります。最近では、UMIのツアーでJhene Aikoのオープニングを務め、PinkPantheressの音楽監督も担当しました。

現在、練習や演奏にどのように電子機器を取り入れていますか?

電子機器は多数取り入れています。特にAerophoneは頻繁に使っていて、前回のアリーナツアーでも使用しました。フルートとサックスの音色にBOSSのペダルを組み合わせて演奏しました。私はアコースティック楽器にペダルボードを接続していて、さらにAerophoneは別のボードに接続し、ポップやR&Bの音楽で補助的なパートやシンセサウンドを担当しています。また、ソロ・プロジェクトでは、ライブ・ルーピング、ライブ・エフェクト、サウンド・デザインをフルートとサックスで行っており、すべてペダルボードを通して演奏しています。

Aerophone Brisa に触れた第一印象はいかがでしたか?

最高!大好きです。私はいつも、木管楽器をクールで現代的にすること、そして普段はしないような使い方をすることに魅力を感じているから尚更です。

Aerophone Brisa は、あなたの練習や演奏にどのような形で役立つと思いますか?

ホテルの部屋や夜遅くでも音を気にせずに練習できるのがすごく便利で、いつも「最高!」と思っています。ライブ・パフォーマンスにも新しい要素を加えることができるし、ツアー中のアーティストにとっても選択肢が広がります。これは単なるフルートの音ではなくて、実験的なことや、より多くの音色や新しい表現方法を探ることができるのが魅力です。

Aerophone Brisa に興味を持っている他のミュージシャンに、何かアドバイスはありますか?

とにかく試してみてほしいです。吹いてみるだけでいいです。自分が“かっこいい!”と思うことを試してみて、実験してみてください。“破ってはいけないルールがある”なんて思わなくていいのです。

Braxton Cook

Braxton Cookは、エミー賞および複数のグラミー賞にノミネートされたアルトサックス奏者、ボーカリスト、作曲家であり、ジャズとソウル、R&B、ヒップホップを独自に融合させたスタイルで高く評価されています。世界的に有名な音楽大学であるジュリアード音楽院を卒業し、Christian Scottのバンドの元メンバーでもあるクックは、これまでに数々のソロ作品を発表し、高評価を得ています。

彼は世界中の著名なステージで演奏しており、Coachella や NPR の Tiny Desk などに出演しています。また、Pixar の映画『ソウルフル・ワールド(Soul)』や Vox のシリーズ『Earworm』など、主要なメディア作品にも貢献しています。

あなたのこれまでの音楽活動について教えていただけますか?

私は音楽的な家庭で育ちました。母はクラシックピアノを弾いていて、父は高校時代に少しトランペットを演奏していました。幼い頃から、モータウン、ゴスペル、ジャズなど、さまざまな音楽を聴いて育ちました。10歳くらいのときにはリコーダーを少し演奏していて、「Hot Cross Buns」を練習したり、指使いを覚えたりしていました。

最初にサックスをやりたいと思ったのは、父が演奏していたからです。地下室で練習している父の音を聞いて魅了されました。すると父が試させてくれて、意外といい音が出せたのです。ほとんどの子どもはアンブシュア(口の形)を知らずに吹くとキュッと音が鳴ってしまうものですが、僕はそうならなかった。「あ、これ好きかも!」と思いました。5年生のときにサックスで吹奏楽部に入部しました。他の子たちはおしゃべりばかりしていましたが、僕は演奏している曲に夢中でした。
それからジャズバンドに出会い、初めてCharlie Parkerを聴いて、完全にハマりました。中学2年から3年の夏休みには、たくさんの時間を練習や耳コピーや音楽の勉強に費やしました。

高校の最終学年の頃には、音楽を仕事にすると決心しました。そこからジョージタウン大学に進学し、その後ジュリアード音楽院へ。Christian Scottと出会い、彼のバンドでツアーにも参加しました。家を出てからは、フルタイムのミュージシャンとして世界中を旅しています。やがて、他のアーティストのサポート役としての演奏を減らして、自分の音楽を発信したいと思うようになりました。2017〜2018年頃のことです。そこからは、次々とアルバムを制作する流れになっていきました。

現在、練習や演奏にどのように電子機器を取り入れていますか?

練習では電子機器をかなり活用しています。曲を書くときも、プロデュースや制作の多くはそこから始まります。ほとんどの楽曲は何らかのデモからスタートします。たとえばドラムループなど、そこにメロディを重ねていく感じです。楽器のアイデアやジャズの曲も同じように、ループを作って即興演奏し、それを録音して後で編集し、曲に仕上げます。制作は主にノートPCで行っていて、最終的にはそのデモやアイデアをバンドに持ち込み、みんなで試行錯誤します。

ライブでは、ペダルセットを使っています。ディレイ、リバーブ、そして BOSS のオクターブペダルも使ったことがあります。アルトサックスに低音オクターブを加えると、音が少し豊かに感じられるのが気に入っています。バンドでは、特定の曲でライブトラックやサンプルを使うこともあり、サンプリング・ パッドのSPDを活用しています。これは僕たちのサウンドにとって非常に重要で、R&B のサウンドやより進化したジャズの要素をアコースティックな要素と融合させようとしているからです。

セットの中には、僕がサックスを演奏している間に、ドラマーのカーティスがペダルで SPD を操作して、TR-808ソフトウェア の重低音を鳴らす場面もあります。こうした要素を戦略的に、適切に使うことで、ライブに深みが加わるのです。

Aerophone Brisa に触れた第一印象はいかがでしたか?

フルート・スタイルの見た目が本当にいいですね!実際にフルートのキィ構造が使われているとは思っていなかったので、本物のフルートからキィを取り外して付けたような印象で、良い意味ですごく驚きました。これはフルート奏者や、複数の楽器を演奏するミュージシャンにとって、きっと魅力的だと思います。

直感的に操作できましたか?

もちろん、すぐに理解できました。私にとって一番難しかったのはブリッジ(音のつなぎ)とオクターブの部分でした。これは管楽器ではよくあることです。AE-Brisaは、私が生まれて初めて演奏した電子管楽器です。でもサックスの設定に切り替えた瞬間に「ああ、これはいい。わかるぞ!」と感じました。

Aerophone Brisa は、あなたの練習や演奏にどのような形で役立つと思いますか?

私がセットの中でフルートをフィーチャーした場面を作るのは、すごくクールな瞬間になると思います。観客はきっと「うわ、何それ!?」って驚くでしょう。僕が1曲だけギターを持ち出すだけでも、みんな大興奮しますからね。サックスを演奏するのが僕のキャリアのほとんどだったので、みんながそれを期待しているのです。

実は、ジュリアードに通っていた頃からフルートは演奏していました、必修科目だったので。ただ、ライブではあまり披露してこなかったので、みんな知らないんですよね。でも最近は以前よりも演奏するようになってきたので、セットの中でしっかりと見せ場を作ろうと思っています。観客にとっても印象的な瞬間になるし、自分をもっとフィーチャーされた場面を作るきっかけになると思います。常にバンド全体で演奏するだけじゃなくて、個々の表現を際立たせることも大事ですから。

Aerophone Brisa に興味を持っている他のミュージシャンに、何かアドバイスはありますか?

もしあなたがサックス奏者で、普段あまりフルートを吹かないなら、フルートの練習もするべきです。フルートは、演奏者の素が試される楽器です。電子楽器の場合、音と音の間の微妙なニュアンスがはっきり出ないことがあります。だから、G と G♯のような音の切り替えでは、指使いをより正確にしないといけません。

アコースティックのフルートではうまくいくことでも、この電子楽器では通用しないことがあるので、自然とテクニックが磨かれていきます。つまり、Brisa を使うことで、自分の演奏技術を見直すきっかけにもなるのです。

James King

James Kingは、アメリカ出身の多才なマルチプレイヤーであり、ソウルポップバンド「Fitz and the Tantrums」のサックス奏者で共同創設メンバーとして知られています。ロサンゼルス生まれのキングは、幼少期から音楽に親しみ、ギター、バイオリン、ピアノを学んだ後、9歳でフルートに集中し、11歳でサックスを始めました。

彼はMichael Fitzpatrickとともに「Fitz and the Tantrums」を結成。彼のバリトンサックスはバンドのサウンドを象徴する要素となり、「Out of My League」、「Fool」、「HandClap」、「The Walker」などのヒット曲で際立っています。

あなたのこれまでの音楽活動について教えていただけますか?

音楽は幼い頃から始めました。母はクラシックのチェリストで、父はジャズギタリストでした。僕はクラシックのアプローチを学びながら、ジャズやクラシック、ポップなど、さまざまな音楽を聴いて育ちました。

父が早い段階で自身のカバーバンドに僕を引き込んでくれて、13歳の頃からバーで演奏するようになりました。父がこっそり僕を連れて行って、カバー曲を覚えさせてくれたのです。サックスを始めてまだ1年くらいの頃で、ただの子どもでしたが、「Night Train」や「In the Mood」などの曲を演奏できるくらいにはなっていました。

フルートのレッスンに加えて、サックスの本格的なトレーニングも受けました。完全にビバップやジャズの演奏に没頭していました。ロサンゼルス郡芸術高校(LA County High School for the Arts)に通い、そこでアルトサックスのリードパートを担当していました。その頃から、他の種類のサックスやさまざまなスタイルの演奏にも挑戦し始めました。

1990年代初頭にはカリフォルニア芸術大学(CalArts)でジャズ演奏を専攻し、学士課程を修了しました。僕は、幅広いスタイルに対応できるプレイヤーになることを目指していました。

学校を卒業した頃には、ちょうどスウィング・リバイバルのブームが起きていて、スウィングのカバーバンドで演奏するようになりました。その後、ファンクのシーンに関わるようになり、レゲエやスカのバンドと一緒にツアーにも出るようになりました。

その後、僕のレコーディング・キャリアが始まり、Breakestra や他のアーティストと一緒にたくさんの作品を制作しました。そこから徐々に活動の幅を広げていって、学校時代の仲間たちと一緒に作曲やコラボレーションをするようになりました。

「Fitz and the Tantrums」のリーダーであるMichael Fitzpatrickは、大学時代の古い友人です。彼が何曲か書いて、僕たちはスタジオに入り、バンドを結成しました。もう一人のボーカリストであるノエルを彼に紹介したのも僕です。

その後、僕たちはレコード契約を結び、バンドとして本格的に活動を開始。ツアーを重ね、ラジオヒットを出し、全国規模でツアーを行うバンドへと成長していきました。

私はできるだけ多くのタイプのミュージシャンと出会うようにしています。これまでに、交響楽団の仕事で契約演奏者として呼ばれたこともあり、Café Tacuba やTony Bennettのバック演奏も担当しました。徐々にロサンゼルスの音楽シーンで、Lon Bronson や Andrew Watt などのプロデューサー、そして Big Daddy Kane や EPMD といったヒップホップ界のアーティストともつながるようになりました。

M83 の「Midnight City」ではソロを演奏しましたし、数年前にはRolling Stonesのレコーディングにも参加しました。最近では、アニメーション作品のスコア制作やスタジオでの作曲にも取り組んでいます。

現在、練習や演奏にどのように電子機器を取り入れていますか?

今のところ、電子機器の使い方はかなり実用的なものですね。自分の頭の中で鳴っている音に近いものがあれば、それを仮の形で使うこともあります。僕のステージ環境は、アコースティックとデジタルのハイブリッドです。サックスをたくさん演奏する一方で、キーボードの音色を多用したり、レコーディングされたサンプルを再生用にトリガーしたりしています。プロデューサーとしてシンセサイザーを極めようとはあまり思っていなくて、サンプルがあればそれを使うし、なければ次に進むだけです。

Aerophone Brisa に触れた第一印象はいかがでしたか?

Brisa は最初、反応の面で少し扱いづらく感じました。でも、ほんの数分触っているうちに、音を出すために自分が何をすればいいのかが分かってきました。アコースティックのフルートのように無理に支えようとするのをやめた途端、デジタル音源を使った実験ができるようになって、キーボードではなかなか素早くできないようなことも試せるようになりました。

Aerophone Brisa は、あなたの練習や演奏にどのような形で役立つと思いますか?

ツアーミュージシャンとして、移動中の練習ツールとしても、ステージでの演奏楽器としても非常に役立つでしょう。唯一無二の楽器であり、観客にも強く印象づけられるはずです。誰かがフルートの構えをして、そこからどんな音が出てくるのかを見ることは、ライブ・パフォーマンスにとって大きな魅力になるでしょう。

Aerophone Brisa に興味を持っている他のミュージシャンに、何かアドバイスはありますか?

テクニックを総動員して挑んでみてください。でも、肩の力を抜いて楽しむことが一番です。この楽器は、最初からとても直感的に扱えます。フルート経験がある人なら、きっとすぐに夢中になるでしょう。ライブ・セットやスタジオに加えると、かなり便利な存在になると思います。

私はメロディを奏でるプレイヤーなので、コーラスの構成や即興よりも、メロディラインを考えることが多いです。だから、アイデアを思いついたときに、すぐに欲しい音を鳴らせるツールがスタジオにあるのは本当に助かります。わざわざアコースティックで演奏してから制作に落とし込む必要がなくなるので、制作のスピードも上がります。

Mike Phillips

Mike Phillipsは、ジャズ、R&B、ヒップホップ、ソウルを自在に融合させた圧巻のパフォーマンスで知られる、世界的なアメリカ人サックス奏者です。ニューヨーク州マウントバーノンで生まれ育ち、幼い頃から豊かな音楽環境に囲まれてきました。彼の最大の特徴は、音楽界の伝説的アーティストStevie Wonder, Prince, そしてMichael Jacksonの全員とレコーディングとツアーを共にした、唯一のミュージシャンであることです。

あなたのこれまでの音楽活動について教えていただけますか?

私がStevie Wonderとツアーに出たのは、まだ18歳になる頃でした。その後、Michael Jordanがオーナーを務めるレーベル「Hidden Beach」に所属する2人目のアーティストになったのです。Jill Scottと僕が最初のアーティストでした。

さらに、マイケルが私をNikeと契約させてくれて、史上初の“シューズ契約を結んだミュージシャン”になったのです。今でも信じられないような体験でしたね。

その後はプリンスの「Musicology Live 2004ever」ツアーに参加し、Michael Jacksonとは「Behind the Mask」をレコーディングしました。この曲は、彼のレパートリーの中で唯一サックスがフィーチャーされている楽曲なのです。

こうした経験を通じて、私は学び、成長し、変化し続けてきました。常に新しい自分を追求し、テクニックを磨き続けることに魅了されているのです。私の音楽の旅路はまだ終わっていません。それが素晴らしいのですよ。

現在、練習や演奏にどのように電子機器を取り入れていますか?

私は管楽器をトーク・ボックスに変えた最初の人物なのです。たしか1989年のことでした。技術が未熟だった時代でも、デジタルの世界に踏み込む方法を常に模索していました。

Michael Breckerが私にこう言ったのです。「Mike Phillips、お前はすごい!このままテクノロジーを進化させ続けよう!」。私がトーク・ボックスとして使っているのを見せたとき、彼は本当に驚いていました。

世界的なサックス奏者であり、テクノロジーにも深く関わっていたMichael Breckerが、僕の取り組みを知ってくれていたことは、デジタル領域での挑戦をさらに後押ししてくれました。僕たち木管楽器奏者も、VSTの世界に踏み込みながら、音楽的な視点をデジタルの形で表現できる。それは本当に美しいことです。

エアロフォンを演奏したこともあります。ローランドは誰も成し遂げなかった進化を遂げました。今では、みんなが動きを注視しています。

Aerophone Brisa に触れた第一印象はいかがでしたか?

まず、美しい。そして、よく伝わる。そして、反応が完璧。これら3つすべてを求めるなんて、普通はできないことです。
今の自分は、人に「何が存在しないか」や「何ではないか」を言う気持ちはもうありません。もし良いことを言えないなら、言わない方がいい。でも逆もまた然り。
もし良いことを言えるなら、それを語れ。山の頂で叫べ。
これは、木管楽器のレスポンスに慣れたミュージシャンにとって、ゲームチェンジャーな電子管楽器です。

直感的に操作できましたか?

私はフルートを正しく吹けないので、いつも頭が痛くなります。でもこれは、フルートに必要な専門的な要素を取り除いてくれていて、アンブシュアに対して美しく反応してくれます。あとは慣れて練習するだけで、きっと素晴らしいものになるでしょう。
単体としての音とレスポンスも素晴らしいし、ペダルから自分のコンピューターに接続するまで、あらゆる可能性を秘めています。
とても柔軟で、今やクリエイターはやりたいことができます。楽器が基準に達していなければ、やりたいことはできません。でも今、木管楽器の領域にしっかり響きながら、デジタル領域とも交差するものがあります。そして、その2つの世界が融合し、単体で演奏しても良いし、ありとあらゆるペダルを使って全力でいくこともできます。
フルート奏者にとっても喜ばしいでしょう。サックスはずっと派手でした。でも今度はフルート奏者が反撃してくると思います。だって彼らも音量を上げられるようになったから。ギターの音を刻むこともできます。フルート奏者が僕らを狙ってくると思いますよ。だってフルートの革命が起きるのですから。

Aerophone Brisa に興味を持っている他のミュージシャンに、何かアドバイスはありますか?

これは、フルートや木管楽器の体験に最も近いものです。なぜなら、今や実際のキィの形状、例えばフルートのCキィだってあります。スプリングの動きも本物に近い。
私のアドバイスは、クロマチックスケールを演奏して、このユニットに慣れること。指をその圧力に慣れさせることです。フルートほど強く押し返してはこないからね。
もう一つは期待値について——これはフルートではない。でも、デジタル領域でその感覚を与えてくれる最も近いものです。だから、この楽器でデジタルなことを始められるのです。

Elena Pinderhughes

Elena Pinderhughesは、ジャズ、ヒップホップ、R&Bの影響を独自に融合させたことで知られる、著名なフルート奏者、ボーカリスト、作曲家、ソングライターです。カリフォルニア州バークレーで生まれ、7歳でフルートを始め、わずか11歳で初のアルバム『Catch 22』を録音しました。

演奏活動に加え、ピンダーヒューズは映画音楽にも携わり、作曲家Laura Karpmanと共に、アカデミー賞にノミネートされた映画『American Fiction』のスコアに参加しました。

あなたのこれまでの音楽活動について教えていただけますか?

私は7歳くらいのときにフルートを始めました。素晴らしい音楽プログラムに恵まれ、かなり若いうちから演奏やツアーを始めることができました。その後ニューヨークに移り、Christian Scott(現在はChief Adjuah)と一緒に本当に素晴らしいバンドに参加する機会を得ました。
Robert Glasper, Herbie Hancock, Futureなど、さまざまなアーティストと演奏してきました。ジャンルは幅広いですが、特にジャズ、ヒップホップ、R&Bを専門にしています。また、映画音楽の演奏や作曲もかなり手掛けています。

現在、練習や演奏にどのように電子機器を取り入れていますか?

ライブでは状況に応じて使うことがありますし、スタジオではかなり頻繁に使っています。私は今、ちょうどエフェクト・ペダルの世界に飛び込んでいるところです。ここ1年でだいぶ慣れてきて、とても楽しいです。ディレイやリバーブ、音響的な要素、そして少しループやコーラスのエフェクトを試しています。

Aerophone Brisa に触れた第一印象はいかがでしたか?

Brisaは本当に素晴らしいと思いました。電子楽器でこれほど快適に感じたことはありません。そして、私がよく知っている楽器で、こんなに多くの可能性を持てることにとてもワクワクしました。もっと深く探求したいという気持ちになりました。

直感的に操作できましたか?

とても直感的だと感じました。唯一、アンブシュアを理解する必要がありましたが、それ以外はまるでフルートのように感じました。

Aerophone Brisa は、あなたの練習や演奏にどのような形で役立つと思いますか?

これによって、ライブでより多くのレイヤーを追加でき、ピアノよりも速く異なるレイヤーを録音できます。さまざまな環境で演奏できるのです。アーティストがサンプルや音を完全に再現したいというギグでは、その音をプログラムして正確に演奏できます。
キーボード奏者が音をプログラムするのと同じようにできるんです。そして、レコード通りに、あるいは毎回意図された通りに演奏できます。

Aerophone Brisa に興味を持っている他のミュージシャンに、何かアドバイスはありますか?

ぜひ試してみてください!慣れ親しんだアプローチで電子楽器の世界に踏み出す素晴らしい方法です。フルートでできることをもっと大きく夢見てください。こういう楽器があれば、可能性は本当に無限です。

Carolyn Shlensky

Carolyn is Sr. Brand Copywriter for Roland. She lives in Los Angeles with her husband and two Mini Schnauzers and enjoys digging through vinyl, books, and thrifted clothes.

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