クリエイティブ・ハブ:FANTOMのワークフロー
/

クリエイティブ・ハブ:FANTOMのワークフロー

1 min read

FANTOMは、強力な創造性の代名詞と言えるでしょう。プロダクションの中枢であり、優れたパフォーマンス・ツールであり、シンセサイザーの醍醐味が味わえ、そして進化を続けるクリエイティブ・ハブでもあります。クリエイティブ・ハブ・シリーズでは、FANTOMがスタジオからステージ、そしてその先まで、あなたの音楽ライフの中枢となる方法をご紹介します。FANTOMの強力な機能の1つは、シーンを作成してすぐに呼び出せることです。これは複雑で没入感のあるサウンドを簡単に切り替えるのに、非常に有益です。

シーンの作成

シーンとは、FANTOMの「パッチ」のことで、サウンドや音楽を作るための要素が入っています。1つのシーンには、16個の楽器パートが含まれています。FANTOMではこれをゾーンと呼び、16パートのマルチティンバーサウンドを作成することができます。これらの各パートは、SuperNATURALトーン、V-Piano(パート1のみ)、ボコーダー、サンプル、またはZEN-Coreサウンドなどをアサインすることができます。

ZEN-Coreサウンドは最大4系統のオシレーターを持つ、非常に強力なサウンド・エンジンです。これらのオシレーターは、それぞれバーチャル・アナログ、PCM、サンプル、またはマルチ・サンプルをアサインすることができます。さらに、各シーン内には、それぞれ独自のエフェクト、EQ、その他多くのパラメーターの設定が可能。また、シーケンスデータをシーンに保存できるようになりました。パッドからトリガーできるMIDIクリップのループや、ソング全体のデータが可能です。これは、曲作りやライブ・パフォーマンスにとって有益であり、可能性は無限に広がります。

シーンの活用

FANTOMに初めて電源を入れると、プログラムされたシーンのストックが表示されます。これは、FANTOMを使い始めたばかりの人にとって、最適な場所です。これらのシーンには、エフェクトやミックス、サウンド、ソング、シーケンスなどの楽曲に必要な要素が入っています。アイデアのインスピレーションを刺激する要素が手元に揃う、クールな仕様です。

「シーンのストックには、アイデアのインスピレーションを刺激するあらゆるものが手元に揃っています。」

ゾーン

シーン内では、シンプルに1ゾーンで1つの楽器を演奏したり、16ゾーンすべてを使ったりと、あらゆる種類のサウンドを自由にレイヤー可能です。

シーンをパターンモードで開くと、さまざまなクリップが表示され、試聴するクリップを選択できます。これらは、すばやく簡単にカスタマイズできます。ゾーンに移動し、パッチを編集して保存するだけです。

サウンドの試聴

FANTOMは新しいサウンドの試聴も、とても簡単です。ボタン1つでゾーンを選択し、右側のカテゴリボタンを使用します。そこから、エレクトリックピアノなどのカテゴリの選択が可能です。こちらはプログラミングやシーケンス用のTR-RECボタンと同じ領域となります。

「シーン内では、あらゆる種類のサウンドのレイヤーが可能です。4個のゾーンを使用する場合もあれば、16個のゾーンすべてを使用することもできます。」

クリエイティブ・ハブ

FANTOMは、様々なジャンルのライブパフォーマーにとって欠かせない楽器です。しかし、そのパワーを発揮するのはステージの上だけではありません。FANTOMのツールとインテグレーションの可能性は、スタジオの中枢として、まさに理想的です。ワークフローに焦点を当てて、クリエイティブ・ハブ・シリーズの記事をご覧ください。

詳細と情報については、FANTOM製品ページをご覧ください。

Mark Watson

Mark is Roland Keys & Production Product Manager at Roland Corporation Australia. He has written and produced music for Universal Music recording artists, TV, theater, live shows, and theme parks, as well as being a successful recording artist himself.