エアロフォンを使って楽譜の読み方を学ぶには?
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エアロフォンを使って楽譜の読み方を学ぶには?

「譜読みは複雑で苦手」という方もいると思いますが、読譜が身につくと、楽器演奏や音楽活動の幅が広がります。エアロフォンが譜読みの練習にどう役に立つのか、ご紹介しましょう。

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楽器を演奏する上で必要となるスキルといえば、演奏技術はもちろんのこと、楽譜を読めるというのも重要です。楽譜が読めるようになるまでにはかなりの時間を要しますし、時には挫折しそうになる瞬間もあるかもしれません。しかし、一度そのスキルを身につけてしまえば音楽活動の幅が広がり、より豊かなものになります。
エアロフォンで指使いを習得したら、次のステップとして、耳から聴いた音で練習したり、楽譜を読みながらの練習も取り入れてみましょう。

譜読み練習のヒント

「楽譜 読み方」とWEBサイトで検索すると、楽譜の読み方やスキルを身につけるための方法など、多くのコンテンツが表示されます。
ではエアロフォンユーザーが譜読みスキルを身につけるためには、どのような方法があるでしょうか?

「Aerophone Lesson」アプリ

まずは、iOSとAndroidいずれのデバイスからもダウンロードができる無料の「Aerophone Lesson」アプリをご紹介します。
この「Aerophone Lesson」アプリを使うと、お手持ちのスマートフォンやタブレットの音楽ライブラリに保存されている楽曲にアプリからアクセスできるため、お気に入りの曲を再生しながらエアロフォンを吹くことができます。

さらに、エアロフォンとアプリをBluetooth接続すると、指使いの正確さをアプリの画面で確認でき、運指の練習に役立ちます。また、楽器の構え方や操作方法などをチュートリアル動画で解説しているほか、楽しく吹ける11曲の伴奏付き練習曲が内蔵されています。

*「Aerophone Lesson」アプリはAerophone AE-20 / Aerophone Pro対応です。

移調機能を使ってみよう

管楽器は移調楽器です。音階(スケール)は半音を含めた12のキーで構成されていて、楽曲によってはキーを変えて演奏する必要があります。プレイヤーはそれぞれのキーでの運指を覚えなければなりませんが、エアロフォンには移調機能が備わっているため、1つのキーの運指をマスターしてしまえば、ボタン1つで簡単に音階を変更することができます。

耳で覚えるのもひとつのスキル

多くのミュージシャンは、まず耳コピからスタートし徐々に楽譜が読めるようになっていきます。サックスも例外ではありません。楽譜が読めても読めなくても、耳から聞き取る力は非常に重要なスキルです。

耳から得た音を頼りに演奏するということは、聞こえてきた音の通りに演奏できるということ。それはすなわち、手元に楽譜がない状況でも音さえわかれば演奏に支障がないことを意味します。ぜひ練習のひとつに、楽器から聞こえてくる一音一音を聞き取るトレーニングも取り入れてみましょう。

※動画の内容は全て英語となっております。

MIDIデータから記譜が可能

自分の演奏した音を楽譜にして、実際の音と楽譜を比べてみるのも、譜読みをマスターする方法のひとつです。
エアロフォンとコンピューターをUSBケーブルで繋ぎ、「Sibelius*」や「Finale*」などの楽譜作成ソフトを開くと、エアロフォンで演奏した音を譜面に落とし込むことが簡単にできます。方法は簡単。エアロフォンをMIDIデバイスとして選択し、ソフトウェア上でMIDI録音をすれば完了です。

*文中記載の会社名および製品名などは、各社の登録商標または商標です。

自分の演奏した曲を譜面に起こすと、どのような表現になるのか。エアロフォンを使えば簡単に確認できます。

動画コンテンツを活用しよう

今日では、サックスにまつわる無料のオンラインレッスンが数多存在します。また、エアロフォンの運指はサックスと同じなので、これらのレッスンはエアロフォンにも応用できます。

YouTube上で「サックス レッスン」もしくは「サックス 練習方法」と検索をかけると、さまざまな無料コンテンツを見つけることができます。ある程度上達し、演奏に慣れてきたら「サックス 楽曲 演奏方法」や「サックス JAZZ ソロ 練習方法」などのキーワードでも検索してみてください。さらに高みを目指すことができるでしょう。

※動画の内容は全て英語となっております。

教則本という選択肢

イラストや図解などで視覚的に理解したいという方には、教則本という選択肢もございます。自分に合った教則本が見つかれば、音の出し方や、音階の練習、初見で演奏をするスキルなどが養えます。

良い講師との巡り合い

優れた講師との出会いはやはり重要です。自分に合った練習方法を教えてくれるだけでなく、適切なアドバイスやフィードバックを得ることができます。さらに彼らは、練習のモチベーションを高めてくれるため、自分の演奏に自信が持てますし、継続的に練習と向き合うきっかけにもなります。また、自分では気づきにくい癖などを指摘して軌道修正してくれるため、上達へのさらに大きな一歩となります。

良い講師に巡り合えると、悪い癖がついてしまう前に、正しい方向へと軌道修正してくれる。

バランスの取れたミュージシャンとは

楽器演奏のスキルを習得する方法はひとつだけではありません。その方法が合う人もいれば、合わない人がいる場合もあります。ひとつの練習方法にこだわらず、これまで紹介したようなさまざまな方法を試してみてください。バランス良くテクニックを習得し、上達できるだけでなく、楽器への興味も尽きることがないでしょう。

また、エアロフォンは持ち運びが容易で、電池駆動も可能です。ヘッドフォンを接続すれば、時間や場所を選ばず、いつでもどこでも演奏や練習に取り組めます。

いかがでしたか?
エアロフォンを手に入れると演奏技術の習得のみならず、読譜力もつき、より一層素敵な音楽生活を得ることができるでしょう。
ところで、エアロフォンのお手入れはどのようなことをすればいいのでしょうか?
そちらについては以下の記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。

エアロフォンのお手入れ方法

 

Shannon Harp

Shannon Harp is the Marketing Operations Senior Specialist for Roland. She lives in Southern California where she regularly performs and records as a saxophonist and composer under the name Shannon Kennedy.